2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧
手に指がならんでをりぬ日雷 西原天気あぢさゐの毬のさなかに眠るかな 同蝙蝠や雲の残れる夜の川 笠井亞子
初詣 地神 水神 天神と 伊丹三樹彦誰も死ぬ 生きものに降る桜の愛 伊丹公子わが影の日々に濃くなる枯木道 伊丹啓子
年の瀬の丘に登れば大河あり 和田耕三郎荒星や樽から貰ふ硬き酒 しなだしん
頂上に新しき道初茜 櫻井キミ子葉牡丹の渦の中心濃かりけり 同
おおかみに螢が一つ付いていた 金子兜太 八月の赤子はいまも宙を蹴る 宇多喜代子 はらわたの熱きを恃み鳥渡る 宮坂静生 今日という痛みありけり新茶くむ 山戸則江
涅槃西風烏は妻もまつくろで 小川軽舟川は日に応へて疾し蕗のたう 奥坂まや肩幅に足を開いてあたたかし 有澤榠樝水仙や雲ゆきて空あらたまる 髙柳克弘包丁を研ぎあげにけり桜の夜 永島靖子
生きて死ぬ生きてなほ死ぬ滝櫻 黒田杏子鍼刺して息深くなる日永かな 三島広志雪飛ばしつつ雪雲を払ふ風 高田正子猫伸びてまだ伸びさうな日永かな 鈴木牛後手を添へてもらひ柊挿しにけり 中岡毅雄
小鳥来る鏡の中の鏡かな 今泉康弘竹林の春の小径に躓けり 澤好摩大八洲白菜の尻濡れたるも 山田耕司
菜の花の遠く近くに隠れけり 岡田耕治かなしみの天辺にある椿かな 同ぶらんこを降りて頭を軽くする 同朝焼を鎮めていたる潮かな 同
『根雪と記す』よりかげろふに濡れて仔牛の生まれ来る 鈴木牛後行く春のいつか何かに使ふ箱 同雷神に山羊一匹の立ちどほし 同バックミラーの破片のひとつづつに月 同人に首空に月ある寒さかな 同 『暖色』より凍星やよく振つて打つペニシリン 同雲海へ王のご…
落椿ひとつの上にまたひとつ 宇多喜代子ぶらんこの揺れるは風のせいならず 高野ムツオあたたかし帳しといふ?の線 中原道夫緑さす檻の外にもゐる小鳥 橋本榮治悪党と春の眠りの中にあり 渡辺誠一郎白鳥帰る死装束のまま帰る 仙田洋子春終わる床が埃とあそぶ間…
綿虫の流れ更級日記かな 太田うさぎ白い椿と赤い椿は別の木に 寺澤一雄足裏にさはる小石や春の暮 増田陽一
ややありて空気からまる蝶の脚 秦夕美べつかふの櫛にうつろふ春の星 同
押しながら火の伸びゆける野焼かな 宮本佳世乃折り紙で海を折ってと夏帽子 室田洋子惑星の引き合う夜の葡萄かな 守谷茂泰月光を零しセーター脱いでをり 吉田悦花さぼてんの花咲きながら棘だらけ 上田信治ポケットの転居届の余寒かな 宇田川寛之街に肉あふれ…
◆第2回子規忌ネット句会のご案内/9月19日開催◆ 主催:子規忌ネット句会実行委員会 後援:インターネット俳句コンテスト協会(理事長 高橋信之)選者:大森健司・五島高資・高橋正子・豊里友行・仲 寒?・永田満徳・中本真人・林 誠司・松野苑子 実行委員…
白山といふ坂の街初しぐれ 久保田豊秋竹折れや冬日だまりの水の底 同日の赫くありて船虫散るばかり 同ゆきずりの仏徒となれり寒参り 同
橅たちの囁く朧月夜かな 木暮陶句郎しやぼん玉赤城榛名を裏返す 同土筆摘む籠に夕暮溢れさせ 同
白雲を浮かばせているつくしんぼ 花谷清満開の花に高さのありにけり 同霜の声眠りに入る胸抱いて 花谷和子
狐火を恋うて鉛筆囓る癖 岩淵喜代子大寒や赤鉛筆の折れ易し 宇陀草子雪明りして鉛筆のはしる音 川村研治
夕影の花より花へ移りけり 稲畑汀子風呂使ふ音聞こえ来る春の路地 大輪靖宏
岩滑るやうに八尾の蝶二つ 朝妻力明王の剣にしぶける春の滝 同
鳥雲にわれは朝出て夜帰る 小檜山繁子 てのひらも耳も目も春野にひらく 同 鳥帰る池の面を鳴きながら 濱田のぶ子 <寄稿> 作品鑑賞「天人合一の詩境」 五島高資
第21回インターネット俳句コンテスト 募集要項 ◆作品募集期間は、2014年9月1日~9月30日です。◆投句料は、無料です。 ◆各投句箱にご投句ください。 ◆投句箱①◆ 一般(高校大学生を含む)の部/雑詠5句 ◆投句箱②◆ こども(小中学生)の部/雑詠3句 ◆投句…
http://ishimota.at.webry.info/201405/article_1.html
降りしきる雪に柊さしにけり 大峯あきら風船のぶつかりながら天上へ 浦川聡子太平洋あり門松の真正面 涼野海音てつぺんに夕星掲げどんど竹 黛執文ひとつ書くうちつもる春の雪 山本洋子
多羅葉に記す歌なし西行忌 佳乃夕牡丹襲の色を畳みゆく 水田むつみ風花や昼より三味のもるる路地 今村征一
第20回インターネット俳句コンテスト◆作品募集期間は、2014年9月1日~9月30日です。◆投句料は、無料です。 ◆各投句箱にご投句ください。 ◆投句箱①◆ 一般(高校大学生を含む)の部/雑詠5句 ◆投句箱②◆ こども(小中学生)の部/雑詠3句 ◆投句箱③◆ 川柳(…
干柿に頭ぶつけてわれは生く 金子兜太残雪や猫のかたちの迷路あり 安西篤とめどなく朝日染み入る腐れ葱 武田伸一馬に冬が来たから全く冬である 前川弘明年守る湾ふかぶかと灯と人と 小野裕三親友になるすごいスピード水仙花 宮崎斗士小鳥の巣ぬぎちらかした…
消されゆく沼も一つの日永かな 高野ムツオ天と地と分け合う光雪解川 佐藤成之春暁の亡父の日記伏字あり 渡辺誠一郎
竹林に入り散りぢりとなる春日 高橋将夫白板はすべてが余白のどかなり 同
