俳句・短歌ランキング
にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
にほんブログ村

現代俳句選抄

ご恵贈頂いた書誌から、五島高資が感銘した俳句などを紹介しています。© 2021 Takatoshi Goto

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「はがきハイク」第9号

手に指がならんでをりぬ日雷 西原天気あぢさゐの毬のさなかに眠るかな 同蝙蝠や雲の残れる夜の川 笠井亞子

「青群」第32号

初詣 地神 水神 天神と 伊丹三樹彦誰も死ぬ 生きものに降る桜の愛 伊丹公子わが影の日々に濃くなる枯木道 伊丹啓子

「OPUS」第38号

年の瀬の丘に登れば大河あり 和田耕三郎荒星や樽から貰ふ硬き酒 しなだしん

櫻井キミ子・句集『少年』文學の森

頂上に新しき道初茜 櫻井キミ子葉牡丹の渦の中心濃かりけり 同

「現代俳句」平成26年6月号

おおかみに螢が一つ付いていた 金子兜太 八月の赤子はいまも宙を蹴る 宇多喜代子 はらわたの熱きを恃み鳥渡る 宮坂静生 今日という痛みありけり新茶くむ 山戸則江

「鷹」2014年6月号

涅槃西風烏は妻もまつくろで 小川軽舟川は日に応へて疾し蕗のたう 奥坂まや肩幅に足を開いてあたたかし 有澤榠樝水仙や雲ゆきて空あらたまる 髙柳克弘包丁を研ぎあげにけり桜の夜 永島靖子

「藍生」平成26年6月号

生きて死ぬ生きてなほ死ぬ滝櫻 黒田杏子鍼刺して息深くなる日永かな 三島広志雪飛ばしつつ雪雲を払ふ風 高田正子猫伸びてまだ伸びさうな日永かな 鈴木牛後手を添へてもらひ柊挿しにけり 中岡毅雄

「円錐」2014年第61号

小鳥来る鏡の中の鏡かな 今泉康弘竹林の春の小径に躓けり 澤好摩大八洲白菜の尻濡れたるも 山田耕司

「香天」2014年 5. 6月号

菜の花の遠く近くに隠れけり 岡田耕治かなしみの天辺にある椿かな 同ぶらんこを降りて頭を軽くする 同朝焼を鎮めていたる潮かな 同

鈴木牛後・句集『根雪と記す』『暖色』

『根雪と記す』よりかげろふに濡れて仔牛の生まれ来る 鈴木牛後行く春のいつか何かに使ふ箱 同雷神に山羊一匹の立ちどほし 同バックミラーの破片のひとつづつに月 同人に首空に月ある寒さかな 同 『暖色』より凍星やよく振つて打つペニシリン 同雲海へ王のご…

「俳句四季」2014年6月号・東京四季出版

落椿ひとつの上にまたひとつ 宇多喜代子ぶらんこの揺れるは風のせいならず 高野ムツオあたたかし帳しといふ?の線 中原道夫緑さす檻の外にもゐる小鳥 橋本榮治悪党と春の眠りの中にあり 渡辺誠一郎白鳥帰る死装束のまま帰る 仙田洋子春終わる床が埃とあそぶ間…

「雷魚」98号

綿虫の流れ更級日記かな 太田うさぎ白い椿と赤い椿は別の木に 寺澤一雄足裏にさはる小石や春の暮 増田陽一

「GA」68号

ややありて空気からまる蝶の脚 秦夕美べつかふの櫛にうつろふ春の星 同

「豆の木」No. 18

押しながら火の伸びゆける野焼かな 宮本佳世乃折り紙で海を折ってと夏帽子 室田洋子惑星の引き合う夜の葡萄かな 守谷茂泰月光を零しセーター脱いでをり 吉田悦花さぼてんの花咲きながら棘だらけ 上田信治ポケットの転居届の余寒かな 宇田川寛之街に肉あふれ…

第2回 子規忌ネット句会の案内

◆第2回子規忌ネット句会のご案内/9月19日開催◆ 主催:子規忌ネット句会実行委員会 後援:インターネット俳句コンテスト協会(理事長 高橋信之)選者:大森健司・五島高資・高橋正子・豊里友行・仲 寒?・永田満徳・中本真人・林 誠司・松野苑子 実行委員…

久保田豊秋・句集『仏徒』文學の森

白山といふ坂の街初しぐれ 久保田豊秋竹折れや冬日だまりの水の底 同日の赫くありて船虫散るばかり 同ゆきずりの仏徒となれり寒参り 同

「ひろそ火」2014年5月号

橅たちの囁く朧月夜かな 木暮陶句郎しやぼん玉赤城榛名を裏返す 同土筆摘む籠に夕暮溢れさせ 同

「藍」平成26年5月号

白雲を浮かばせているつくしんぼ 花谷清満開の花に高さのありにけり 同霜の声眠りに入る胸抱いて 花谷和子

「ににん」2014年春号

狐火を恋うて鉛筆囓る癖 岩淵喜代子大寒や赤鉛筆の折れ易し 宇陀草子雪明りして鉛筆のはしる音 川村研治

「花鳥諷詠」平成26年5月号

夕影の花より花へ移りけり 稲畑汀子風呂使ふ音聞こえ来る春の路地 大輪靖宏

「雲の峰」平成26年5月号

岩滑るやうに八尾の蝶二つ 朝妻力明王の剣にしぶける春の滝 同

「槌」2014年春夏号

鳥雲にわれは朝出て夜帰る 小檜山繁子 てのひらも耳も目も春野にひらく 同 鳥帰る池の面を鳴きながら 濱田のぶ子 <寄稿> 作品鑑賞「天人合一の詩境」 五島高資

第21回インターネット俳句コンテスト・作品募集!!

第21回インターネット俳句コンテスト 募集要項 ◆作品募集期間は、2014年9月1日~9月30日です。◆投句料は、無料です。 ◆各投句箱にご投句ください。 ◆投句箱①◆ 一般(高校大学生を含む)の部/雑詠5句 ◆投句箱②◆ こども(小中学生)の部/雑詠3句 ◆投句…

「 俳句飄遊」平成26年5月句会

http://ishimota.at.webry.info/201405/article_1.html

「晨」平成26年5月号

降りしきる雪に柊さしにけり 大峯あきら風船のぶつかりながら天上へ 浦川聡子太平洋あり門松の真正面 涼野海音てつぺんに夕星掲げどんど竹 黛執文ひとつ書くうちつもる春の雪 山本洋子

「円虹」平成26年5月号

多羅葉に記す歌なし西行忌 佳乃夕牡丹襲の色を畳みゆく 水田むつみ風花や昼より三味のもるる路地 今村征一

第20回インターネット俳句コンテスト

第20回インターネット俳句コンテスト◆作品募集期間は、2014年9月1日~9月30日です。◆投句料は、無料です。 ◆各投句箱にご投句ください。 ◆投句箱①◆ 一般(高校大学生を含む)の部/雑詠5句 ◆投句箱②◆ こども(小中学生)の部/雑詠3句 ◆投句箱③◆ 川柳(…

「海程」2014年5月号

干柿に頭ぶつけてわれは生く 金子兜太残雪や猫のかたちの迷路あり 安西篤とめどなく朝日染み入る腐れ葱 武田伸一馬に冬が来たから全く冬である 前川弘明年守る湾ふかぶかと灯と人と 小野裕三親友になるすごいスピード水仙花 宮崎斗士小鳥の巣ぬぎちらかした…

「小熊座」平成26年5月号

消されゆく沼も一つの日永かな 高野ムツオ天と地と分け合う光雪解川 佐藤成之春暁の亡父の日記伏字あり 渡辺誠一郎

「槐」平成26年5月号

竹林に入り散りぢりとなる春日 高橋将夫白板はすべてが余白のどかなり 同