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現代俳句選抄

ご恵贈頂いた書誌から、五島高資が感銘した俳句などを紹介しています。© 2021 Takatoshi Goto

2019-01-01から1年間の記事一覧

山本洋子句集『寒紅梅』角川書店

白戸麻奈句集『東京の地下鉄』ふらんす堂

辻内京子句集『遠い眺め』ふらんす堂

鷲巣正徳句集『ダ・ヴィンチの翼』

竹岡一郎句集『けものの苗』ふらんす堂

嶋田麻紀著『自註・菊池麻風』再読(ふらんす堂)

佐藤郁良句集『しなてるや』ふらんす堂

茨木和生句集『潤』邑書林

高岡修句集『剝製師』深夜叢書社

水内慶太句集『水の器』本阿弥書店

永島靖子著『冬の落暉を』邑書林

片山由美子句集『飛英』角川書店

菖蒲湯を出て夕刊をひらきけり 片山由美子八月や花はひかりを引いて落ちあやまちは人の世のこと返り花若水の刃のごとき光かな秋風の踏絵は板に戻りたる

高山れおな『切字と切れ』邑書林

帯文には、「総合的切字論」<「切れ」が俳句の本質でもなければ伝統でもなく、1960〜70年代に切字説から派生した一種の虚妄であることをあきらかにする>と書かれているが、そもそも著者独自の「切れ」という詩法自体についての言説に乏しく、様々な「切れ」…

小川軽舟『朝晩』ふらんす堂

バスタオル胸に取り込む躑躅かな 小川軽舟 白菜に水道の水かがやける 同 夕空は宇宙の麓春祭 同 遠く来て近所のごとし花祭 同 立葵小溝も潮の差しきたる 同

現代俳句文庫ー84 朝吹英和著『朝吹英和句集』ふらんす堂

水澄むや黒曜石の鏃研ぐ 朝吹英和 くるぶしに海の音聞く十三夜 同 山猫の瞳に映る神の旅 同