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現代俳句選抄

ご恵贈頂いた書誌から、五島高資が感銘した俳句などを紹介しています。© 2021 Takatoshi Goto

インポート

「ひろそ火」2015年2月号

大赤城舐めて朔旦冬至の陽 木暮陶句郎 湯たんぽの命と思ふ湯をそそぐ 同 失なひし刻を探しに冬の蝶 星野裕子 霙降る空の余力を使ひ切り 杉山加織

星野立子・星野椿・星野高士・句集『三代』飯塚書店

下萌えぬ人間それに従ひぬ 星野立子美しき緑走れり夏料理 同蓮咲いて水の月日の始まれり 星野椿蜩と蜩つなぐ山の風 同傾きし日を抱きたる大瀑布 星野高士立秋や机の上に何もなし 同

「俳句四季」2014年7月号・東京四季出版

涼しさは鑒真さまの結跏趺坐 後藤比奈夫頂上へ急がず遅れず風薫る 矢須恵由糸とんぼ水の光に消えにけり 松田美子竹皮を脱ぎはじむべき時なるぞ 片山由美子石走る水の彼方の遅桜 ながさく清江捨てし街の鏡のなかを昼寝かな 中村安伸

「GA」68号

ややありて空気からまる蝶の脚 秦夕美べつかふの櫛にうつろふ春の星 同

「俳句飄遊」平成26年4月句会

http://ishimota.at.webry.info/201404/article_2.html

「紫」2014年4月号

細波の立つるは初日なりしかな 山﨑十生水仙に誘き出されし汽船かな 同人も木も同じ輪の中初明り 鈴木紀子

「あすてりずむ」Vol.5

先生のたばこの匂ひ卒業す 後閑達雄 ランドセル無数並びて菫咲く 澤田和弥 FAXのぢぢぢぢぢぢと冴返る 金子敦 春雪やいで湯に男叫びあひ 小早川忠義