インポート
大赤城舐めて朔旦冬至の陽 木暮陶句郎 湯たんぽの命と思ふ湯をそそぐ 同 失なひし刻を探しに冬の蝶 星野裕子 霙降る空の余力を使ひ切り 杉山加織
下萌えぬ人間それに従ひぬ 星野立子美しき緑走れり夏料理 同蓮咲いて水の月日の始まれり 星野椿蜩と蜩つなぐ山の風 同傾きし日を抱きたる大瀑布 星野高士立秋や机の上に何もなし 同
涼しさは鑒真さまの結跏趺坐 後藤比奈夫頂上へ急がず遅れず風薫る 矢須恵由糸とんぼ水の光に消えにけり 松田美子竹皮を脱ぎはじむべき時なるぞ 片山由美子石走る水の彼方の遅桜 ながさく清江捨てし街の鏡のなかを昼寝かな 中村安伸
ややありて空気からまる蝶の脚 秦夕美べつかふの櫛にうつろふ春の星 同
http://ishimota.at.webry.info/201404/article_2.html
細波の立つるは初日なりしかな 山﨑十生水仙に誘き出されし汽船かな 同人も木も同じ輪の中初明り 鈴木紀子
先生のたばこの匂ひ卒業す 後閑達雄 ランドセル無数並びて菫咲く 澤田和弥 FAXのぢぢぢぢぢぢと冴返る 金子敦 春雪やいで湯に男叫びあひ 小早川忠義
