2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧
元日や見渡すかぎりものに位置 小川軽舟 吊革の拳に朝日松過ぎぬ 同 万象枯れ人間の声なまぐさし 奥坂まや 冬至なり古墳の丘に山を見て 大石香代子 南洋を知らぬジュゴンや冬日さす 柳克弘
秋の空転びし者が見ていたる 岡田耕治 かりんの実大きな自己にならんとす 同 落ち石榴そこから全て見ておりぬ 同 ひとりでにほどけてゆけり卵酒 同 千の手の六百が出て冬日影 同 この先は子どもに還る冬銀河 同
諸家自選五句より 寒月を仰ぎて鍵を探しをり 今井千鶴子 水中花別の人生などなけれ 上野一孝 冬晴や読まれて手紙楽になる 小川軽舟 枯れすすき光芒乱れては整ふ 奥坂まや 詩の水脈のしんしんとあり月浄土 角川春樹 航跡といふさよならやサングラス 木暮陶句…
