2016-06-06 「海程」2016年6月号 俳句 山百合咲く弱気の虫よさようなら 金子兜太 地の黒き割れ目ついばみ春の鳥 安西篤 野火走る落日はまだ白きまま 塩野谷仁 青年は地より湧いたり山眠る 佃悦夫 裸木を濡らす大気の中にいる 堀之内長一 きさらぎや人は人殺めて次の世へ 瀬川泰之 フクロウの正眼産土神も来て 松本勇二 母を座らせ春の運転席はここ 宮崎斗士 大雪や待つ人の無き赤信号 江良修 冬濤に噛まれ噛みつく岬かな 五島高資(海程秀句・金子兜太選) キツネよりズルい男だ海鼠食う 桂凜火(海程秀句・金子兜太選)