2014-08-10 - 俳句空間 -「豈」56号 俳句 風邪薬溺れる苔の匂ひかな 花尻万博わだつみの母郷つらつら椿かな 恩田侑布子松籟を夜伽のころと思いけり 曾根毅もの書く手宇宙の奥に秋灯 冨田拓也芹なずな遊び呆けて土になろ 池田澄子菜の花や涙の鳥のウクライナ 大井恒行石を彫る音くぐもれり春の雨 堺谷真人さざ波に骨よく見えて春の海 橋本直逃水の将門塚に失せにけり 真矢ひろみ欠伸して済ます桜の由緒なり 森須蘭